今から 1 ヶ月ほど前(2014 年 8 月 30 日)に招待コードをいただき,こっそり登録していた
Ello という完全招待制(2014 年 9 月 27 日現在)の SNS.
現在はベータ版につき機能を鋭意拡張中ということで,アプリも API もあれもこれも実装されてない SNS ですが,「広告主などにユーザデータを売らない」「実名でも匿名でも OK」「LGBTQ ももちろんウェルカム」というアンチ Facebook なコンセプトがインフルエンサな人に発見されてウケたらしく,ここ数日で英語圏を中心に話題が急激に沸騰し,完全招待制であるにもかかわらずピーク時にはユーザ数が 1 時間に 31000 人も増加しました.私も先週までフォロワーが 7 人だったのが,この 2 日ほどで 33 人と 5 倍近くも増えておりました.
Ello を話題にしている英語の記事(の一部)
とまあ,Ello の概略については私が説明しなくても上記の日本語記事を読めばだいたいのことはわかるのですが,せっかくなのでこの記事ではログイン後の Ello の中がどうなっているのかをスクリーンショットをまじえて案内してみたいと思います.
こちらがログイン前の Ello のトップページです.画面下部に “Request An Invitation” のボタンがあり,このボタンをクリックするとメールアドレスの入力欄が現れますが,現段階ではこのボタン経由で招待コードが発行されることはないです(そのうち正式サービス開始のお知らせが届くことはあるかもしれませんが)
こちらがログイン直後に現われる “Friends” のタイムライン画面です.Ello では誰かユーザをフォローする際に,そのユーザを “Friends” もしくは “Noises” どちらのタイムラインに入れるかを指定します.「え,Noises って迷惑メールフォルダみたいな感じがする名前だ」と思われた方もいるかもしれませんが,Ello では Noises にそのような意味はありません.ただ単に,ブラウザ上での表示のされかたが若干ことなる 2 つのタイムラインがある,という程度の意味です.なお,フォローされた人は自分がいつ誰にフォローされたのかはわかりますが,自分が “Friends” もしくは “Noises” のどちらのタイムラインに分類されたかはわかりません.
いっぽうこちらは “Noises” のタイムラインです.“Noises” のタイムラインではひとつひとつの投稿はコンパクトに表示され,タイムライン全体は画面の横幅に合わせて複数列で表示されます.なお “Friends” と “Noises” の分類はいつでも変更可能です.
こちらは設定画面(上半分)です.プロフィールや表示名,パスワードなどはここから設定します.なおこの画像にはメールアドレスの欄もありますが,Ello のプロフィール画面などにこのアドレスが現われることはありません.もしこの記事をご覧になった方で「Ello の招待コードがほしい!」という方がいらっしゃいましたら,この画像内に記載されているメールアドレスに「Ello の招待コードちょうだい!」みたいな件名でメールを送ってくださいませ(Twitter/ADN/Google+ の DM/PM/限定公開の投稿 でメールアドレスを送ってくださってもかまいません).招待コードの残数がありましたら,気づき次第招待コードをお送りいたします.
ちなみにこちらが招待コードを発行するためのページです(一部加工).ここの “Email Address” の欄に招待先の方のメールアドレスを入力し,“Invite” ボタンを押すと入力したメールアドレスに招待コード(アカウント作成ページへのリンク)の入ったメールが送信される,というしくみになっています.
なお招待コードの入ったメールそのものはこんな感じでした(一部加工).受信拒否設定をぎちぎちに設定しておられる方は ello.co ドメインからの招待メールは受信できるよう,あらかじめ設定を確認してくださいませ.
こちらは設定画面(下半分)です.“Settings” の項では
- プロフィール画面を未ログイン者に公開するか
- 自分の投稿へのコメントを許可するか
- Ello の運営が訪問履歴などのデータを収集することを許可するか
を設定することができます.また “Notifications” の項目では
- 自分の投稿へのコメント
- 自分へのメンション
- 新規フォロワー
をメールで通知するかを設定することができます.Ello にはまだアプリのたぐいがありませんので,通知はメール経由のみで受信可能です.
なお,現在のところ Ello にはユーザや投稿の検索機能は備わっておりません.一応 “Search” という機能があるにはあるのですが,こちらは検索ではなく「おすすめユーザの表示」機能です.というわけで,もし Ello で日本語を使っているユーザを探したいのでしたら,Twitter を “ello lang:ja” で検索するか Google の検索窓に “site:ello.co [適当な日本語]” と入力して検索するほうがてっとり早いでしょう.
※ 2014 年 10 月 2 日追記:後で気がついたのですが,検索機能はすでにちゃんとありました.上の画像の “Search” の部分にカーソルを合わせてキーワードを入力すると,ユーザ名
とプロフィールに該当キーワードが含まれているユーザがリストアップされます.
と,いうわけでざっくりではありますが,Ello の中身の紹介でした.この記事を読まれた方でもし「Ello の招待コードがほしい!」という方がいらっしゃいましたら,私経由で招待コードを発行する手順をこの記事の中ほどに掲載しましたのでそちらご覧くださいませ.
※ 2014 年 10 月 4 日追記:皆様からの多数のお問い合わせにより,先ほど私の保有する招待コードの残数が 0 になりました.今後また招待コードが追加で配布されることがありましたら,こちらで告知します.
※ 2014 年 10 月 24 日追記:招待コードが補充されました.