2013 年の 2 月末から App.net(ADN)という 256 文字まで投稿可能なのが特徴な Twitter クローンのサービスを始めてみましたら,そこのフォロワーさんが Google Apps Script(GAS)というサービスを教えてくださいました.このサービスを使いますとたとえば GMail まわりでいろんなことができたりしてそれはそれは便利なのでさっそく重宝しておりますのですが,さてこのサービスと ADN とを組み合わせてなにかできないものか,というわけで 2013 年 3 月 22 日の夜以降に ADN のグローバルストリーム(Twitter でいうところの今はなきグローバルタイムライン)を流れたポスト(Twitter でいうところのツイート)から得られた
- 各ポストの文字数とその頻度
- 各ポストを投稿する際に用いられた ADN クライアントのシェア
を図示してみました.ほんとうは数分おきにに更新されるデータをリアルタイムでこのブログ上に表示できたらかっこよかったのですが,残念ながら GAS で生成した図を直接ブログに埋め込むすべがわからなかったので,この記事では 2013 年 3 月 31 日 1 時 49 分までのデータを掲載します.
現在時刻までのほぼリアルタイムなデータをご覧になりたい方はこちらへどうぞ.
Frequency
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2 つ載せた図のうち上の図は ADN に投稿された各ポストの文字数とその頻度をプロットした図です.この図によりますと各ポストの文字数とその頻度には
- 1 –20 文字では文字数に対して頻度が線形に増加
- 20–70 文字では頻度はほぼ横ばい
- 70–240 文字では文字数が増えるにつれて頻度は減少(130–140 文字の区間は例外)
- 240–256 文字では再び頻度が増加
という傾向があるようです.頻度が減少傾向にある 70–240 文字の区間の中でも
130–140 文字の区間だけは例外的に頻度が増加しているのですが,じつは
2012 年 9 月ごろに実施された先行事例でも同様のピークは観察されておりまして,こちらでは
「この区間だけ頻度が増加しているのは外部連携サービスを用いて Twitter と ADN とに同じ内容の投稿を行なっている人たちの影響があるんじゃないかな」などといった話がなされています.参考資料として
Twitter での文字数と頻度の関係を示した図を見てみますと,なるほどこちらの図によれば Twitter ではたしかに 130 文字台で頻度が増加してますので,断定はできませんがなにやら関係はあるかもです.このあたりは文字数が 140 文字前後での投稿クライアントの内訳を調べればなにかわかるかもしれませんが,残念ながら今は文字数ごとの投稿クライアントのデータは手元にございませぬ.気が向いたら調べてみるかもです.
2 つ載せた図のうち下の図は ADN にポストを投稿する際に用いられたクライアントのシェアを示した円グラフです.このグラフの上位 10 件(全体の 9 割に相当)に登場しましたクライアントのプラットフォームを見ていきますと
という結果になりました.うーむ,ADN のグローバルストリームに流れたポストのうち
およそ 4 割を 3 本の iOS 用クライアントが占めますとは.今後このシェアがどう推移していくのかが楽しみです.
P. S. 今回掲載した両図を描画するために取得したポストの数を記録しておくのを忘れてました.参考までに 2013 年 3 月 31 日 4 時 30 分時点で取得したポスト数は,上の図で 224751 件,下の図で 219138 件でした.
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